教育セミナー②「呼吸療法専門臨床工学技士に聞くCOVID-19の最新治療」の質問に対する相嶋 一登先生の回答

当院では気管内挿管直後から48時間を目安にNMB投与していますが、其の後も残存する強い吸気努力を経験します。そのような患者の場合は継続してNMBを投与していますでしょうか?
また、手軽に吸気努力を評価する指標としてP0.1や経肺圧以外に何か手段はありますでしょうか?
①筋弛緩終了後に残存する努力呼吸について
強い吸気努力によるP-SILIをどのように抑えるか、ということと筋弛緩の長期投与の有害性のバランスだと思います。厳密に48時間以内を守ることが求められているわけではなく、48時間という時間はフランスのStudyのプロトコールです。したがってP-SILIの有害性が筋弛緩のそれを上回るのであれば筋弛緩を再開することもあると思います。
②努力呼吸のモニタリングについて
全てのケースで経肺圧をモニタリングが出来るわけではなく、またP0.1の測定頻度についても頻繁におこなうわけには行かないですよね。私は患者の胸腹部の動きを観察しています。数値で評価できないので、主観的になりますが。